NBAのワシントンウィザーズに所属する八村塁選手が今シーズンの活躍が評価されNBAのオールルーキー2ndチームに選出されました。
当然ですが、日本人初選出です。
もっとも、バスケットボールの話題なので相変わらずメディアの扱いは小さいです。
ひょっとすると日本人が受賞するのは最初で最後かもしれないのに・・・。
（そうならない事を願ってますよ、もちろん。）
日本人としてはそれぐらい凄いんですけどね・・・。
１．オールルーキーチームって何？
そもそもオールルーキーチームが何かと言いますと、
「今シーズンのルーキーの中から活躍した選手を全100名のスポーツ記者や放送関係者の投票で10人選ぶ」
というものです。
その10人のうち、より優れた5人を1stチーム、次点の5人を2ndチームと呼んでいます。
ちなみにルーキーの中からではなく、全選手の中から選んだのが「オールNBAチーム」。
オールNBAチームの場合は3rdチームまであります。
数年後には八村選手の名前がオールNBAチームの中にきっとあるでしょう。
２．日本人としては歴史的、ドラフト時の期待を裏切らない活躍
（１）日本人選手として考えた場合は前人未到の偉業
日本人として考えた場合は前人未到の偉業と言っても過言では無いと思います。
何たって過去に例が無いんですから（笑）
そもそも日本人がNBAでスタメンとしてコンスタントに活躍するなんて・・・夢物語あるいは漫画や小説といったフィクションの世界だと思っていたのは私だけじゃないはず。
八村選手が現れるまでは。
ただ、八村選手が活躍すると日本人としては全て「前人未到の偉業」になってしまうのが、何とも悩ましい・・・。
（２）日本人という枠を取り払ってNBAのドラフト1巡目9位指名されたルーキーとしてどうだったのか
では、日本人という枠を外して1巡目9位指名のルーキーとしてはどうだったのか。
オールルーキー2ndチームに選出された訳ですから、もっとも活躍したルーキー10人の中に含まれいる訳で、ドラフト時の期待通りの活躍だった言って良いと思います。
スタッツも
・48試合出場（72試合中）※出場試合は全て先発
・平均13.5得点、6.1リバウンド、1.8アシスト、0.2ブロック
・平均出場時間30.1分（48分中）
・平均得点はルーキー5位、平均リバウンドはルーキー2位
とケガで欠場があったにせよルーキーとしては上々でしょう。
ケガも完全なアクシデントでしたし。
そもそも、1巡目9位という位置は日本人関係なく凄いんですよね。
（いや、管理人も「日本人が1巡目での指名、しかも一桁順位の9位！すげー」と思いましたけど。）
バスケットバール大国アメリカ（というか世界中のバスケットボール選手）の中でもエリート中のエリートな訳です。
（３）八村選手のポテンシャルからすると当然？
日本人としては偉業、ドラフト9位ルーキーとしても上々の結果。
管理人は「すごい」しか言ってませんね。
でも、一方で八村選手の可能性というかポテンシャルからするとこのくらいはやってくれるだろうという気も。
まだまだ全然やれると思います。
そして八村選手自身も全然満足してなくて、むしろ燃えてるぐらいならいいなと。
今シーズンのプレイぶりを見ているとそんな感じがするんですよね。
３．来シーズンの活躍にも期待大
最後にプレイオフ出場が叶わなかったのは残念でしたが、不幸中の幸いと言っていいのか順位が再開前より下がった為に、ドラフトの1巡目9位指名権をゲットしたウィザーズ。
チームの看板選手であるジョン・ウォール選手も怪我から復帰してきますし、少なくとも今シーズンに比べればチーム状況が改善されると思われます。
来シーズンはプレイオフで活躍する八村選手を是非見てみたいものです。
まずはしっかり休んで、来シーズンも活躍して欲しいですね。
ではまた。
