NBA2020-2021レギュラーシーズン全日程終了 ウィザーズは逆転で8位フィニッシュ

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NBAのレギュラーシーズンが終了し、順位が確定しました。昨年同様コロナの影響を受けたシーズンでしたね。八村選手が所属しているウィザーズは終盤に追い上げ、8位という結果になりました。
順当に行けばプレイオフでの八村選手のプレイが見られる訳で、期待大ですね。

1.コロナ禍でのレギュラーシーズン

(1)昨年のようなリーグ全体の中断は無く、日程終了

途中、感染者が出て延期となる試合は多々あったものの、昨年のようにリーグ全体が中断することも無く、レギュラーシーズンの全日程が終了しました。
バブル形式ではなく、少数とは言え観客もいる中での運営については賛否両論あったかと思いますが、無事に日程を消化できて本当に良かったですね。

ただ、試合数が少なかったとは言え、シーズオフが短かった事やスケジュールがタイトであった事などから怪我人が多かった事は残念でした。
来シーズンからはシーズンオフの期間や試合数、日程なども通常の状態により近づくとは思うので、怪我人の数も減る方向になるのではないでしょうか。

(2)上位陣の顔ぶれは激変

一方で上位陣の顔ぶれは大きく変わりました。
東はニックスやホークスが躍進。一方でプレイオフ常連だった渡邊選手所属のラプターズは12位と下位に沈んでいます。
西に関しては、ジャズの首位に加え、サンズも2位と大躍進。一方でロケッツとサンダーは久々に下位に低迷。
移籍・コロナ・怪我人と不確定要素が多いシーズンだったのも影響したでしょうか。
特にラプターズに関しては、コロナの影響を最も受けたチームの1つであり、怪我人も多く、おまけに今シーズンは出入国規制の問題からホームゲームをトロントで実施できないなど、ツキの無いシーズンだったように思います。
ラプターズには気の毒でしたが、上位の顔ぶれが変わるというのも新鮮で良いですね。
この後のプレイオフ、そして来シーズンは勢力図がまたどのように変化するのか、楽しみですね。

2.八村選手と渡邊選手の成績は?

(1)スタッツ

まずは八村選手のスタッツです。

得点平均出場時間(分)FG成功率%3P成功率%リバウンドアシストFT成功率%
2020-202113.831.547.832.85.51.477
2019-202013.530.146.628.76.11.882.9

前半3つは向上したスタッツ、後半3つは下がったスタッツです。
得点面に関しては、ビール選手一辺倒だった昨年と比較しウエストブルック選手というスコアラーが増えたことでオフェンスの機会が減るかと思われましたが、スタッツは向上しています。(表にはありませんが、FGアテンプトは11.4で昨シーズン、今シーズン共に同じ数値)

特に3P成功率は4.1%も増加しています。結果的に3本に1本(33.3%)にはギリギリ届きませんでしたが、シーズンの後半はフリーであればかなりの確率で決まっていたように思います。
来シーズンは35%を超えて30%台後半まで成功率が上がってくるかも知れませんね。

一方、でリバウンドやアシストについては少し落ちていますが、個人的にはウエストブルックのトリプルダブルに多少食われたのかな、と思っています。
ポジション的にリバウンド数はもう少し増えて欲しい気がしますが、八村選手の場合アーリーオフェンスの先頭走る事も多いので、仕方がない気もします。
またフリースローについては80%を超えておきたいところではあります。

次に渡邊選手のスタッツです。

得点平均出場時間(分)FG成功率%3P成功率%リバウンドアシストFT成功率%
2020-20214.414.543.940.03.20.882.8
2019-20202.05.844.137.51.10.337.5

渡邊選手に関しては、出場試合数や出場時間が増えたことから、スタッツは大きく向上しました。特筆すべきは3%成功率が40%の大台にのった事でしょうか。
途中出場が多く、オフェンスの機会も限られる中で40%という数値を残すのは素晴らしいの一言。NBAレベルでも十分やれる(特にディフェンス)ことは内外に証明できたと思うので、来シーズンの更なる活躍を期待しましょう。

(2)数値に現れない部分でも貢献が光る

八村選手、渡邊選手共にデイフェンス面、特にブロックやスティールといったスタッツに現れない部分でもチームに貢献できているなあ、という印象です。
二人とも相手チームのキープレイヤーにマッチアップする場面も多く、チームからディフェンス面で期待されている事が伺えます。渡邊選手はもともとディフェンスに定評のある選手でしたが、今シーズンの活躍でNBAレベルでも十分通用するディフェンダーであることが誰の目にも明らかになったと思いますし、八村選手もまだまだディフェンス面の技術的な課題は多くあるものの(ウィザーズはチーム全体がディフェンスに難ありですが・・・)体の強さとスピード、サイズとディフェンダーとしてのポテンシャルは間違いなく高いものがあります。
現時点では渡邊選手の方が優れたディフェンダーですが、八村選手は体の強さ(パワー)にアドバンテージがあり、将来的には渡邊選手を超えるディフェンダーに成長する可能性もあるのではないか。そんな片鱗を感じさせるシーズンだったと思います。

3.プレーイントーナメントとプレイオフ

(1)プレイオフ出場枠を争うプレーイントーナメント

変則シーズンという事で、プレーオフへの参加権は10位のチームまで与えられており、7位~10位のチームでプレイオフの出場権2枠を争うプレーイントーナメントが実施されます。
残念ながら、渡邊選手所属のラプターズは11位とプレーイントーナメントには出場できませんが、八村選手所属のウィザーズは最終戦で8位に順位を上げて終了している為、プレーイントーナメントに参加できます。
果たしてプレーイントーナメントを勝ち抜きプレイオフに出場できるのでしょうか。
欲を言えば、プレーイントーナメントの1試合目、調子を落としている7位のセルティックスに勝ってプレイオフの椅子を早々にゲットしたいところですね。

(2)優勝チームは?

個人的予想はフェニックス・サンズの優勝です。
根拠はあまりありませんが、エースが怪我をしていない事とチームのバランスが良い事ですかね。

怪我人が戻ってくるチームもあるでしょうし、短期決戦になると強いチーム・弱いチームがあるので何とも言えませんが、盛り上がると良いですね。

日本人としては、八村選手のプレイオフでの活躍も是非見たいところです。

まとめ

如何だったでしょうか。

八村選手も渡邊選手も「日本人として~」ではなく完全にNBAレベルの選手違和感が無くなって来てますよね。本当にすごい事なんですが・・・メディアの扱いは今一つで残念です。

ではまた。

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