精錬所の閉鎖と航空便の運航停止で金の需給がひっ迫 金(ゴールド)に投資したくても投資できない?

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昨日、金に投資するファンド「ピクテ・ゴールド」の購入受付停止を記事にしました。

この記事の中では、「ロックダウンの影響」かと勝手な憶測を書きましたが、Bloombergにちゃんとした記事がありましたので、紹介したいと思います。

Bloombergの該当記事

該当記事の一部抜粋は下記の通りです。

安全資産として金の需要が高まる中で、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)により現物取引のルートが絶たれ、金市場では異常な需給ひっ迫が起きている。これを受けて、米国の主要取引所は措置をとらざるを得なくなった。

銀行やトレーダーは通常、スイスや香港、シンガポールの保管所や精製施設と、ロンドンやニューヨークなど取引拠点の間の金輸送に民間機を利用する。だが新型コロナの影響で航空便の運航が止まり、精製施設は閉鎖され、国際的な取引が難しくなりつつある。

BMOキャピタル・マーケッツの金属デリバティブ取引責任者、タイ・ウォン氏は「過去数十年でこんなことはなかった。戦争でも金融危機でも自然災害でも、精製が止まるなどと言うことはなかった」と述べた。

引用元:Bloomberg-金市場で歴史的な需給ひっ迫、安全資産の買いに新型コロナが供給障害
URL: https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-03-25/Q7QUAHDWLU6801

「ピクテ・ゴールド」が販売を停止した原因がこの記事の通りなのかはわかりませんが、

・精錬所が閉鎖され取引用の地金生産がストップ
・民間の航空機の運航停止により取引用の地金の輸送ができない

ことが需給ひっ迫の要因のようです。

新型コロナウィルスの影響は人類にとって未体験ゾーンに等しい

該当記事内にも「過去数十年こんなことはなかった。戦争でも金融危機でも自然災害でも・・・」というコメントがあるように、新型コロナウィルスの被害は

・世界中の至る所で(地理的な距離を無視)
・ほぼ同時に(時間差がほとんどない)
・目に見えないので物理的に防げない(ウィルスによる疫病)

点が過去の自然災害や戦争と異なります。

スペイン風邪の大流行や中世のペスト流行などが近い現象なのかもしれませんが、社会情勢が異なる為、あまり参考になりません。

時間が経つにつれ、過去に経験したことのない事態がどんどん引き起こされるような気がします。

それこそ「何が起きてもおかしくない」くらいの心づもりでいるしかないのかも知れませんね。

まとめ

如何だったでしょうか。

誰もが過去に経験したことのない状況では、思わぬ事態に陥るのは避けられないのかも知れません。

早く事態が落ち着くのを祈るばかりです。


ではまた。

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