単身者の部屋探し その2

生活のコツ
生活のコツ

以下前回の続きです。

1.自治体による生活コストの違いを確認しよう

(1)上下水道料金

まず、水道料金は自治体によって違ってきます。
単身者だと使用量が少ないので一か月あたりせいぜい100円~200円程度だと思いますが・・・

ただ、立川・八王子方面に住む方はひょっとすると単身者でも一か月あたり1000円くらい違ってくるかもしれません。
その理由は昭島市が全国でも有数の水道料金が安い自治体だからです。
昭島市と隣接する自治体は全て東京都水道局が水を供給しているのですが、昭島市だけは市が独自に水を供給しています。
周辺の物件を候補に入れている方は、迷ったら水道料金で判断するのもアリかも。

正確な料金表は各自治体の水道局や水道部のHPをご確認下さい。
なお、同じ自治体でも場所により供給元が違う場合があるので、供給エリアも必ず確認して下さいね。

ちなみに私の場合、水道使用量は2か月で10㎥前後です。
出張や帰省等で家を空けることが多いと7~8㎥、夏場にシャワーを浴びる回数が増えると13㎥ぐらいになる事もあります。
(一人暮らし、風呂桶にお湯は張らず基本シャワーのみ使用の場合です。)

(2)国保(国民健康保険)保険料

学生の場合は親の扶養に入っているのが一般的でしょうし、会社員の場合は会社の健康保険組合か協会けんぽ加入の場合が多いと思ます。
ただ、フリーランスになった場合や、アルバイトで稼ぎると学生でも親の扶養から外れ保険料を自分で払うことになるので、一応書いてみました。

年収100万円ぐらいだと隣の自治体と比べ、年間1万円程度の差があるケースが大半かもしれませんが、年収300万円くらいになると年間5~6万円違うケースも出てきます。
このくらいの金額だと流石に無視できないと思いますので、該当しそうな方は一度調べてみて下さい。
東京だと23区より西側の自治体が安いみたいです。
横浜市と川崎市でも差がありますよ。

(3)ゴミの分別

お金はあまり関係ありませんが、手間が劇的に変わるのがゴミの分別です。
実は自治体によってルールが異なります。
あまり分別する必要がない自治体もあれば、事細かに分別が必要になってくる自治体もあります。

なかなかゴミの分別を部屋探しの条件にする人はいないと思いますが、決め手に欠ける場合はゴミの分別方法で判断するというのも良いかもしれません。
(一人暮らしの経験がないとわからないかもですが、分別の種類が多いのはホント大変ですよ!)

(4)ナンバープレート

車やバイクのナンバープレートも自治体で左右されるものの一つですね。
数字の部分は有料で選べますが、陸運局の部分(地名の部分)は住所で決まるので、こだわりのある人は気を付けて下さい。

2.都市ガスとプロパンガス

(1)プロパンガスは都市ガスより高い

ガス使用量の少ない単身者でも都市ガスの物件とプロパンガスの物件ではかなり料金に差が出ます。
私の場合、旧住居がプロパンガス、新住居が都市ガスだったのですが概ね月当たり1000~2000円くらい旧住居の方がガス料金が高いです。

(2)災害時に強いのはプロパンガス

一般的に、災害時にはプロパンガスが強いと言われます。
というのは、都市バスは供給元と各家庭をガス管網で繋ぎガスを供給していますので、災害の際にこの供給元やガス管網のどこかが被害を被ると、広範囲に渡ってガスの供給が止まってしまうからなんですね。

一方、プロパンガスの場合は各家庭にガスボンベが置いてあり、そこからガスが供給されますのでそのガスボンベからガス器具までのガス管(数メートル)さえ無事ならばガスは使用できる訳です。
またプロパンガスの場合、通常は予備のガスボンベが設置されていますので、ボンベの入れ替えが止まっても1ヶ月程度はガスを使えるようです。

ただし、停電の際は都市ガスだろうがプロパンガスだろうが、電気を使って着火・起動するようなボイラーや湯沸かし器といった器具は使用できません。
電池で着火可能なガステーブルや瞬間湯沸かし器は停電時でも(ガス供給さえ止まっていなければ)使用可能です。
※ただし、停電時は換気扇が使用できないので、窓を開けて必ず換気をして下さい。

値段をとるのか、災害時の安心をとるのか難しいところですね。

3.その他

(1)物件そのものだけでなく町全体の雰囲気を確認しよう

町ごとに雰囲気は全く異なります。
 ・商店街があり下町のような雰囲気
 ・再開発され整然としている
 ・パチンコ屋や居酒屋が乱立し雑多な感じ
 ・閑静な住宅街

またその街に暮らす人はどのような属性の人が多いのかによっても街の空気は変わってきます。
 ・年齢層は高いのか低いのか。単身者が多いのか家族連れが多いの。
 ・住んでいる人しかいないのか、外からやって来る人が多いのか

町の空気に嫌悪感を抱くようなことがないか、実際に歩き回ってみて下さい。
好みは人それぞれですが、意外に重要なポイントだと思います。

(2)できれば日中だけでなく夜の周辺環境も確認しよう

日中と夜では周囲の環境が変わる場合があります。
 ・近くの居酒屋やスナックがうるさい
 ・人通りが全く無くなって怖い
 ・公園が騒がしい
 ・日中に比べて人がいなくなり静か

昼と夜では印象が全く異なるというのも珍しくありません。

(3)日当たりの良さが仇になる場合もある

部屋を決める上で日当たりの良さは評価のポイントの一つですが、夏の暑さが厳しい現代ではかえって仇になる場合もあります。
エアコンをつけないと室内は平気で40度を超えます(笑)
ウチの冷蔵庫なんか夏には唸りっぱなしです。
賃貸の場合は断熱や気密がしっかりしていない事が多いので・・・仕方ない。

だからといって日が全く入らないとなると別の問題が発生しかねませんので、難しいところではありますが、かつてのように南向きにこだわる事まではしなくてもいいと思います。

まとめ

二回に渡ってニッチなポイントをまとめてみましたが、如何だったでしょうか。
こんなとこまで気にする人はなかなか少ないと思いますが、時間に余裕がある人は是非調べてみて下さい。
ハザードマップだけは目を通しておいた方が良いですよ。
目に見えて自然災害増えてますからね!

ではまた。



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