初めて花粉症になったらすべき事、知って欲しいこと

花粉の季節生活のコツ
生活のコツ

今年もあの季節がやってきました。

花粉の季節ですね。

私、何を隠そう花粉症歴25年を超えるベテランではありますが、やはりこの時期は憂鬱なもの。

ましてや、初めて発症してしまった方は慣れてないだけに尚更だと思います。

という事で、花粉症かなと感じたら、あるいは花粉症になってしまったら、すべき事や知っておいて欲しい事について整理してみます。

花粉の季節

1.まずは病院へ行って診察を受けましょう

(1)原因を知る

病院へ行って診察を受けると共に、アレルギーの原因が何なのか知るための検査を受けましょう。
(私の場合は血液検査でした。)

アレルギーを引き起こしている原因を知らない事には対策が立てられません。

また場合によっては、原因が花粉ではない事もあります。
(ハウスダストやカビが原因ということも・・・)

時間がない事を理由に市販薬で済ませている方も、一度診察と検査を受けることをお勧めします。

(2)結果を元に医師と相談

原因がわかれば、病院の先生は内服薬を処方してくれると思います。
(場合によっては点鼻薬や目薬との併用となる事もあります。)

花粉症の薬には種類があり、効き目も様々です。
ただし、眠気などの副作用が出る薬もありますので、普段の生活環境や職種などを踏まえ、先生とよく相談して下さい。

副作用も個人差があり、出る人出ない人、またその程度も様々だそうです。

また薬効についても合う、合わないがあるようですので、自分に合った薬にたどり着くまで時間がかかる事もあります。

そもそも薬を飲んでいても症状は緩和されますが、全く症状が出なくなる訳ではありません。

副作用の具合も見ながら、妥協点を探って下さい。

(3)場合によっては耳鼻科でなく内科も

内科の一部では花粉症やアレルギー症状にも対応してくれる場合があります。

ただし、内科の全てが対応してくれるわけではありませんし、病院設備はあくまで内科の物になりますので、検査・治療が行えない可能性もあります。

逆に耳鼻科で花粉症に対応できない、という病院はまず無いと思いますので、初めて花粉症の症状らしきものが出た方は耳鼻科に行かれる方が無難です。

とはいえ、近くに耳鼻科のない方や、忙しいので、とてもじゃないがこの時期混んでいる近くの耳鼻科には行けない、という方は対応してくれる内科を探してみるのも一つの手です。

しかしながら、その場合には必ず受診前に病院へ問い合わせるか、HP等で花粉症に対応している旨を事前に確認して下さい。

2.花粉症について知る

(1)スギ以外にも花粉症を引き起こす植物はたくさんある

一度病院で検査を受けられた方は、自身のアレルギーの原因が何によって引き起こされるのかわかったと思います。

スギだけでなく、それ以外の花粉が原因だった方も多いハズ。

まずはそれぞれの飛散時期を確認しましょう。

一例を挙げると、

  • スギ・・・2月初旬~4月下旬
  • ヒノキ・・・3月中旬~5月中旬
  • イネ・・・5月初旬~7月中旬
  • ブタクサ・・・8月中旬~10月中旬
  • ヨモギ・・・8月中旬~10月中旬

といった時期になります。
(東京の場合。あくまで目安です。天候やその他要因により前後します。)

(2)飛散距離や飛散地域が異なる

スギやヒノキのいった樹木の花粉は数十km~300km程度と言われています。

また都市部ではアスファルトやコンクリートで地面が舗装されている為、花粉が風で舞い上がり再度飛散する”二次飛散”と呼ばれる現象も起こるようです。

一方で、イネやブタクサといった草木類は飛散距離が10m~100m程度と短いですが、こちらの場合も二次飛散が起こり得るようです。
とは言え、樹木に比べ飛散距離は格段に短い為、基本的には生えている場所に近寄らなければ避ける事ができます。

一方で花粉の飛散は地域によって差が出る場合もあります。

例えばスギ花粉は沖縄や北海道では少ないと言われています。
これはスギの木そのものが北海道や沖縄に少ない為で、そもそも木が無ければ花粉も無いという事ですね。

一方でシラカバに関しては北海道~東北が中心で関東ではあまり見られません。

このように、その地域よって植生が変わりますので、花粉症には地域差がある、という事になります。

(3)天候による飛散量の違い

天候によっても飛散量に差が出ます。

飛散量が増える・・・暖かく、湿度が低い日、雨が降った日の翌日
飛散量が減る・・・雨や湿度が高い日

一方、風が強い日は飛散距離が長くなり、二次飛散も増える為、飛散量が増えるのと同じ結果を招きます。

飛散量が多いと症状も悪化する場合が多いです。
天気予報にも気を配りましょう。

3.花粉を極力吸い込まないために

(1)マスクを着用する

まあ、鉄板ですよね。

外出時は必ずマスクをしましょう。
眼鏡も併用すると尚可。

言われなくても知ってるよ!って方がほとんどですよね(笑)

(2)空気清浄機を使おう

空気清浄機を使いましょう。

花粉が目的であれば、効果があるのか不明な国産メーカーのイオン系の機能は必要ないです。

フィルター含む集塵能力を中心に考えましょう。

コストの面からは交換用のフィルター価格と電気代を確認して下さい。

個人的にはセンサー類もいらないと思うのですが、まあその辺りはお好みで。

私の場合は下記記事の製品で十分です。

モーニングアタックも起きなくなりました。

(3)マメに掃除機をかける

空気清浄機は空中に舞った花粉には有効ですが、床に落ちた花粉には効き目が薄いと言われています。

床に落ちた花粉を除去するためマメに掃除機を使って掃除しましょう。

なお、機種によっては排気で花粉を巻き上げてしまう場合があります。
空気清浄機と併用して使用しましょう。

古い機種だと花粉を取り切れず、排気とともに排出してしまう場合があります。
その場合は思い切って買い替えるというのも良いかもしれません。

(4)洗濯物は部屋干し

洗濯物は部屋干ししましょう。

室内用の物干しラックを使うか、突っ張り棒などをうまく活用して部屋干しして下さい。

もちろん乾燥機を使っても構いませんし、布団乾燥機の中には衣類の乾燥に対応している製品もあります。

4.その他とれる対策

なかなか以下はなかなか採れない対策ですが、一応こんな手もあるよ、という事で書いておきます。

(1)免疫療法

通常花粉症で処方される薬はあくまで対処療法であり、症状は和らぎますが根治しません。

一方、花粉症を根治させる方法として免疫療法というものがあります。

詳しくは専門のwebサイト等をご覧頂きたいのですが、花粉エキスを体の中に取り入れる事で、免疫の異常反応を正常に戻そうとする治療方法ですね。

ただ、毎日薬を服用しなければいけなかったり、定期的に病院に通院が必要だったりするので、なかなか続けるのが難しい。

しかも3年から5年の期間が必要という事で、非常にハードルが高いですよね・・・

ただ、花粉症が治る可能性があるというのは魅力的なところ。

興味がある方は医療機関に一度相談してみて下さい。

(2)外科的療法

鼻の粘膜をレーザーや高周波ラジオ波で焼く手術らしいです。

一時的に症状が緩和されるみたいですね。

といっても永続的に効果が続く訳では無いようですが・・・

こちらも興味がある方は医療機関に相談してみて下さい。

(3)沖縄に移住する

あんまり現実的ではないですが、沖縄に移住するのも一つの手です。

なお、沖縄でも草木関係の花粉症は起こり得ると思いますので、その点はご注意を。

※北海道だとシラカバやナラによって花粉症になる可能性があります。

(4)海外に移住する

海外に行くと花粉症の症状が出ない、というのはよく聞く話ですが、私はそうは思いません。

大体、英語にhay fever(花粉症)という言葉が存在してるくらいなので、海外でも花粉症は存在するハズ。

実際、私の場合は海外(東南アジア)にいても鼻がムズムズしてくしゃみが出ることは結構あります。
(花粉じゃなくてPM2.5やハウスダストかもしれません。)

日本に居る時ほど重い症状ではないのですが・・・

この海外だと花粉症にならない説は、恐らく症状の軽い人(例えばスギ花粉のみでしか症状が出ない)が、海外に行ったら花粉症が出なかった、という話なのではないかと。

私の勝手な想像ですけどね。

私の場合は、スギ、ヒノキを筆頭にコナラ、ハンノキ、シラカバ、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギ・・・etc.
選り取り見取りですので、どれか近い種の花粉が飛んでると反応してしまうのではないかと、海外でも。

なんにせよ、移住される方は綿密に事前調査をしてからの方が良いと思います。

(5)人類の叡智(新薬)に期待する

これがなぁ・・・全く開発される気配無いですよね。

命に別状は無いからなんでしょうか。

一説によると花粉症の市場規模は年間1000億円を超えるので、製薬会社は花粉症が治ってしまうと困るから薬が開発されない、なんて話も聞きますが・・・どうなんでしょうね。

特効薬、是非作ってほしいなぁ・・・。

まとめ

如何だったでしょうか。

今回は花粉症に初めてなった方向けに花粉症の情報を整理しました。

つらい時期ですが、少しでも症状が軽くなる事を願ってます。

ではまた。

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