ネットバンク(インターネット専業銀行)は特別定額給付金の受け取り口座として使えるのか?

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有人店舗を持つ既存の銀行に比べ、預金金利が高かったり、ATM手数料や振込手数料が安かったりとお得なネットバンク。

しかし行政サービスを始めとする一部のサービスには対応していないケースもあります。

そこで今回は特別定額給付金の受け取り口座としてネットバンクが使用できるのか、各社のHPを確認して見ました。

1.公式HPで「特別定額給付金の受け取り可能」と明言しているのは3行のみ

(1)結論

私が確認した範囲で「特別定額給付金の受け取り可能」を明言しているのは、

・auじぶん銀行(◎)
・住信SBI銀行(〇)
・楽天銀行(◎)


の3行だけでした。
(住信SBI銀行が「◎」ではなく「〇」である理由は後述します。)

他のネットバンクのHPでは特別定額給付金についての記載が見つからず、受け取り可能かどうかわかりませんでした。

※あくまで確認できなかっただけです。
 実際は、受け取り可能かも知れません。

(2)調査したネットバンク

今回調査したのは、

①auじぶん銀行
②住信SBIネット銀行
③楽天銀行
④ローソン銀行
⑤イオン銀行
⑥ジャパンネット銀行
⑦GMOあおぞらネット銀行
⑧ソニー銀行
(順不同)

の8行です。

なお、あおぞら銀行BANK支店は有人店舗のある銀行なので除外しました。

調査と言ってもHP見ただけですが・・・

(3)調査方法

調査方法は下記の通りです。

①各行のHPを訪問
②サイト内検索機能を利用して「特別定額給付金」をキーワードとして検索
③検索結果に表示されたページを確認

以上です。

2.「特別定額給付金」をキーワードにサイト内検索

(1)auじぶん銀行

引用元:auじぶん銀行HP 【重要】特別定額給付金の受給について
URL:https://www.jibunbank.co.jp/announcement/2020/0508_01.html

受給口座として指定可能な旨、記載されていますね。

(2)住信SBIネット銀行

引用元:住信SBIネット銀行HP お知らせ
URL:https://www.netbk.co.jp/contents/company/info/2020/mg_notice_200501_info_3.html

明言はされていませんが、必要書類についての解説があるので受け取れると判断して良さそうです。

また、私自身住信SBIネット銀行を受取口座に指定し、既に給付金が振り込まれています。
(詳細は別記事参照)

以上を踏まえ「〇」としました。

(3)楽天銀行

引用元:楽天銀行HP お知らせ
URL:https://www.rakuten-bank.co.jp/info/2020/200511.html

楽天銀行もしっかり「受け取り可能」と明記されています。

(4)ローソン銀行

検索結果0件でした。

(5)イオン銀行

引用元:イオン銀行HP
URL:https://search.aeonbank.co.jp/?temp=ban&ref=https%3A%2F%2Fwww.aeonbank.co.jp%2F&kw=%E7%89%B9%E5%88%A5%E5%AE%9A%E9%A1%8D%E7%B5%A6%E4%BB%98%E9%87%91&ie=u&by=js

こちらも検索結果は0件。

(6)ジャパンネット銀行

ジャパンネット銀行についてはHP内にサイト内検索が見つからず(ログイン後に使用できるのでしょうか?)、google検索を利用しました。

という事でこちらも0件です、

(7)GMOあおぞらネット銀行

引用元:GMOあおぞらネット銀行HP
URL:https://search.gmo-aozora.com/?kw=%E7%89%B9%E5%88%A5%E5%AE%9A%E9%A1%8D%E7%B5%A6%E4%BB%98%E9%87%91&ie=u&ord=p

同じく0件という結果でした。

(8)ソニー銀行

引用元:ソニー銀行HP
URL:https://search.moneykit.net/?ref=https%3A%2F%2Fmoneykit.net%2F&kw=%E7%89%B9%E5%88%A5%E5%AE%9A%E9%A1%8D%E7%B5%A6%E4%BB%98%E9%87%91&ie=j&by=js

ソニー銀行も検索結果は0件でした。

3.総務省の書きぶりからすると、どこでも大丈夫なのでは?

総務省のHPをもう一度確認しました。

Q&Aを見ても振込先の口座については特に指定が無いように思えます。

関係ありそうな記載は、

問10 申請書以外に準備すべき書類はありますか。

 それぞれの申請方式により以下の書類が必要となります。
【郵送方式】
(1)本人確認書類
マイナンバーカード、運転免許証等の写し
(2)振込先口座確認書類
金融機関名、口座番号、口座名義人が分かる通帳やキャッシュカード、インターネットバンキングの画面の写し(水道料引落等に使用している受給権者名義の口座である場合には不要)

【オンライン申請方式】
振込先口座確認書類

※ マイナンバーカードを持っている人について受け付け、電子署名により本人確認を実施するので、本人確認書類は不要となります。

引用元:総務省HP 特別定額給付金(新型コロナウイルス感染症緊急経済対策関連)
URL:https://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/gyoumukanri_sonota/covid-19/kyufukin.html

この部分のみです。

しかも「インターネットバンキングの画面の写し」で良いとされていますので、「ネットバンクでも大丈夫」と取れます。

一方で、使えないネットバンクがある国税の還付金の場合は、

Q45 還付金の受取りにインターネット専用銀行の口座を指定できますか。

A
預貯金口座への振込みを希望する場合は、原則として、銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫、農業協同組合、漁業協同組合及びゆうちょ銀行の預貯金口座に振込みが可能です。

ただし、一部のインターネット専用銀行については、還付金の振込みができませんので、振込みの可否について、あらかじめご利用のインターネット専用銀行にご確認ください。

引用元:国税庁HP 税金の還付
URL:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/qa/11.htm

といった形で記載があります。

こういった点を踏まえると「どこの銀行口座でも大丈夫なのでは?」と思ってしまうのは私だけでしょうか。

まとめ

如何だったでしょうか。

ネットバンクのうち、auじぶん銀行、住信SBIネット銀行、楽天銀行では特別定額給付金を受け取れることが分かりましたが、他の銀行については確証を得る事はできませんでした。

心配な方は都市銀行や地方銀行の口座を使うか、もしくは今回わかった3行いずれかの口座を使う事をオススメします。

一方で、ネットバンクは普通預金金利が都市銀行の定期預金金利よりも高かったり、条件次第でコンビニ等のATM手数料が無料・他行あて振込手数料が無料となったり、普段使いにもメリットは多いです。

この機会にネットバンクの口座を開設してみるのもいいかも知れませんよ。

ではまた。




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