2019年の5月よりトライオートFX口座にてCAD/JPY(カナダドル/円)を運用しています。
今回は2020年3月の月間取引実績を公開します。
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2020年3月の運用結果
(1)為替差損益(確定利益)
44,765円
(2)スワップ利益
5,288円
(3)評価損益(含み損)
-335,820円
(保有建玉数82本)
(4)雑感
コロナウィルスの影響で一気に円高に振れました。
3月の最安値と最高値の差が約7.67円と非常にボラティリティが高い月だったと言えます。
そういった状況の中、レートが一時的に設定したレンジ下限を突破してしまい含み損だけが拡大している状況となりました。
その後、再びレンジ内に戻り利確決済が行われたものの、月末時点では再度レンジ下限を突破した状態となっています。
レンジを突破する時期があったものの、ボラティリティが高かった事から、確定利益は過去最大を記録しました。
一方で、含み損が一時50万円を超えるなど大きく膨らんだため、追加入金を行っています。
結果的にそれ以上大きく円高が進行する事が無く、追加入金が無くともロスカットされることはなかったので、取り越し苦労に終わってしまいましたが、まあ良いでしょう。
なお、スワップ利益についても保有建玉数が多かった事から過去最大となりましたが、カナダが政策金利の引き下げを実施したため、月末にかけスワップポイントが大きく下がっています。
来月以降もこの傾向は続く事が予想され、今後スワップ利益は伸びない可能性が高いと思われます。
加えて、原油価格が低迷している事や、欧米でもコロナウィルスの感染が拡大している事を考えると、円安が進むような事態は考えづらい状況となっています。
公式トライオート FX
今後の戦略
(1)76円以下のレンジでも買いの設定を追加したい所だが・・・
レンジ下限を抜けてしまっているので、76円以下のレンジにも買いの設定を追加したい所です。
しかし、
・原油価格が低迷しており上昇する兆しが見えないどころか、さらに下げる可能性も否定できない
・欧米(特にアメリカ・カナダ)はコロナウィルスが拡大局面にある
事から、更に円高が進むようなケースが容易に想像できます。
そうなると含み損が更に膨らむような事態になりかねず、現時点では新規買い注文の設定を躊躇しているような状況です。
(2)カナダドルに固執する理由が乏しい
現在の為替相場では、
・米ドル以外の主要通貨は軒並み円高
・各国が政策金利を引き下げた為、主要国通貨の対円スワップは大きく減少(ユーロ除く)
しており、特に原油価格が低迷している中にあってカナダドルを選ぶ理由があまりありません。
(原油価格が低迷している割に円高の進み具合が小さいように思える)
(3)次の局面まで様子見
ということで、とりあえず現状維持・様子見で行く事になりそうです。
コロナが収束し、通常の状態に戻ってくれるのが最良ではありますが・・・難しいかな。
含み損の大きさに耐えられるのかもう一度検討を
今回のように一気に相場が振れてしまう場合、リピート系FXという手法の限界を感じます。
例えば、私の場合月末時点の保有建玉数は82本です。
仮に、一気に円安が進み、全ての建玉が決済されたとすると確定利益は、
600円 × 82 = 49,200円
となります。
この数値だけを見ればそこまで悪くないのですが、月末時点の含み損は30万円を超えています。
また3月中の最大含み損は50万円以上でした。
極端な話、一気に円高が進んで(途中で利確決済が無く)そのあと一気に円安が進むと、最大含み損50万円に対し得られる利益が約5万円です。
更に円高に振れると含み損はもっと大きくなります。
そうなった場合、(精神的にあるいは証拠金が)耐えられますか?
本来は利確決済を多少繰り返しながら、円高(もしくは円安)が進む事により確定利益が積み上がっていくので、もう少し(精神的にあるいは証拠金が)楽なのですが、こういったケースもあり得るという事です。
こういった局面では、裁量取引というのも選択肢の一つですね。
裁量取引の場合はスプレッドとスワップがより有利な会社を使いましょう。
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